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ほめられたいという感情は役者にNG!意識しすぎると失敗する理由

褒められたい

演技をしていると、つい、自分をうまく見せようと意識してしまう。

自分が演技している姿を自分では見られない。だから、つい、相手の反応を意識してしまう。

どう見られているのか?演技がうまくできているか?・・・しかし、そんな気持ちはさっさと捨ててしまうほうがいい。

ほめられたい、どう見られているのか?という意識

ほめられたい
ほめられたいどう見られているのか?という意識はまさに承認欲求のこと。

だけど、この思いが強すぎて演技中も放せないでいると、役に入れず、役から離れてしまっているので、リアリティのある演技はできなくなってしまう。

どうでもいいと諦めてしまうのがコツ

どうしても、心のどこかで、演技を褒めてもらおうとか上手に演技してやろうとか思っていると不自然な演技になってしまう。

すべての意識を捨てて、その役の性格、生活環境、やりそうな普段のしぐさなどに全意識を集中しなければいけない。

役者にはまったくの余裕がないのだ。

どう見られようと関係ない。とにかく自分はその役がやりそうな眼付きや身振り手振り、しゃべり方、声のトーンなどを自分のなかにおとしこんでなり切って表現するのだ。

この作業はとにかく、周りなんて見ていられないから、どう思われようと関係ない、くらいの捨て身の気持ちが必要なのだ。

ほめられることが励みになってはいけない

承認欲求が強いと、ついほめてもらうために生きる癖がついてしまうのですが、それでは本当の能力が発揮しない。

その理由として参考になる引用文を紹介します。

『嫌われる勇気』では、「ほめるという行為には、能力のある人が能力のない人にするという側面があって、その背景には他者を操作したいという目的がある」と書かれています。

他人の心を操作するなんて、だれにもできない。

つまり、まったくの無意味なことをしようと集中するのは無駄でしかないわけであって、そんなことはさっさと諦めたほうがいい。

「ほめられないと伸びない人」って、一番困るのです。「ほめる人がいないと伸びない」ということで、承認欲求のかたまりになっているということですから。

食事の後、食器を洗うのは面倒くさいと思う人は多いですね? でも、誰かがしなければなりません。「なぜ私だけがこんなことをしなくてはいけないんだ?」と嫌々やっていたら、誰も手伝おうとしません。

しかし発想を変えて、「食器を洗うのは家族に貢献する行為だ」と考えてみる。他者に貢献できたと思うと、自分に価値があると感じられて勇気を持てます。

出典:サイボウズ式

ほめられて相手は喜ぶのが常識かもしれないけど、実際のところ、ほめても相手が不機嫌にうけとることもあるってところ、ちょっと面白かった。

確かに、自分では大したことないと思ってることで褒められるとなんだか小ばかにされたような気持ちになるな笑

評価を価値基準にしないで生きると楽になる

こう演技してみたらどう見えるかな?とか、これやったら、褒められるかな?・・それとも、叱られるかな?・・よし、褒められそうだからやってみよう、とか無意識のうちに心の奥でそう思っていると囚われの身となってしまう。

常に、人が見てるから「良いこと」をする、見てないからやらない、といった誰かの目線に意識を奪われてしまうと、そこには自分は存在しない。自分の自由意志で生きることはできない。役者はこれをやってはいけない。

嫌われたくないという気持ち

人に嫌われたくない思いは、よく似た感情で、結局はまわりのことを極度に意識している状態です。

人に嫌われないようにすれば、結局は自分の個性が出せなくなってしまい、印象の薄い存在にしかなれない。つまり、嫌われないけど好かれもしない、印象のうすーーーい人になるということ。(+_+)

「失敗したくない」と同義語

嫌われたくないと失敗したくないという思いはほぼ同義語で、どちらも思いが強いとしっぺがえしがあるらしい。

アドラー心理学では、失敗することを避けたがる人ほど、その裏返しとして「失敗への不安」が高まりやすいと説かれているそうです。

無関心よりもずっといい

動画でイチロー先生が言っている言葉が素敵です。

つまり、無関心でいられるよりも、99%嫌われても1%の人に好かれるほうがよくない?ってことかな。

まとめ

承認欲求

私はとにかく承認欲求が強い人間なので、とかく、他人の目を気にしてしまうほうなんですが、役に入り込めないようになるので、これはどうしても克服していかないといけません。

私が失敗することのほとんどが、大げさに演技をしてしまうこと。

ついオーバーに演技してその役を誇張させてしまうこと・・だけど、これは役から離れていることになっているわけで、リアルにこだわれば、その役の人柄ではそこまでオーバーに表現するはずがない。

役者って、演技に集中すればするほど緊張して、役のなかに入り込むけど、どう見らているのか?どう見てもらっているのか?はまったく自分ではわからない。

録画しておいて、あとから自分で確認できるのならいいんだけど・・。

そういう意味では舞台役者ってほんとうに孤独だ。

>>55歳からのアンチエイジング